遊漁規則の改正について
2023.9.510年に一度、漁業権更新に伴いの遊漁規則改正を行いました。
変更点などございますので、釣り人の皆様におかれましては規則の確認等、どうぞよろしくお願い申し上げます。
遊漁料金の見直しなどもございまして、誠に心苦しいところではございますが、ご理解ご協力頂きますようお願い申し上げます。詳しい内容は、フィッシング>トラウトフィッシングのルール・料金にも掲載しておりますので、ご確認よろしくお願い申し上げます。
今春5月14日までにご購入頂いた1カ月券の延長手続きについては個別に対応いたしますので、朱鞠内湖にお越しの際にレークハウスにお立ち寄りくださいませ。
ヒグマ対策のローカルルールにつきましては後日お知らせする予定でございます。
1950年の朱鞠内湖淡水漁業協同組合設立以来、釣り人のお力添 えを頂き、朱鞠内湖・宇津内湖の魚類資源は枯渇することなく現 在に至ります。 皆様も実感されていると思いますが、特にイト ウの資源量は資源量調査によって安定した状況にあることが確認 され、釣果も増加傾向にあります。
当組合は遊漁をメインにした活動にシフトしてこの四半世紀、 サケ科魚類の重要な産卵河川であるプトカマベツ川・泥川・陰の 沢川において漁業権を取得し、禁漁区域を設置することで、資源 管理を行っております。 湖内では漁業者には乱獲の恐れがある 網類でのイトウ捕獲の禁止、釣り人にはキャッチアンドリリース やシングルバーブレスフックの義務化など、規則改正の都度魅力 的な釣り場環境の創出に努めて参りました。今回も規則改正に伴 い、更なる資源管理と釣り場環境整備を行うこととしました。
具体的には新たにモシリウンナイ川、ウツナイ川へ漁業権区域 を拡大しました。モシリウンナイ川はかつてイトウの産卵が確認 されなくなった絶滅河川の一つであり、 稚魚放流による再導入 を進めた結果、 イトウの産卵河川として復活し、現在は重要な 産卵河川と位置付けられています。またウツナイ川は宇津内湖に おける重要な産卵河川ですが、これまで漁業権が設定されておら ず、資源管理を行う上での不安要素となっていました。今回の漁 業権設定により、安定した資源の維持に努めてまいります。
遊漁規則についてはレギュレーションの追加・変更を行いま した。 大きなものとしては近年の物価の高騰に伴う遊漁料の見 直しがあります。 現在当漁協における年間の延べ遊漁者数は約 15000人、そのうち冬シーズンが約11000人、春~秋シーズン 4000人ほどであり、春~秋シーズンの遊漁収入は440万円(現在 の遊漁料1,100円×遊漁者延数約4,000人)です。 この収入で前 述の資源管理を継続することは困難になりつつ あります。当組合が今後も皆様に親しまれる釣り場環境を提供し 続けるために、ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。